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2011年04月06日

非電化工房

先日ブログにも書いた「スロー・イズ・ビューティフル」という本の中に、藤村靖之さんという方が紹介されていた。

「非電化運動」という取り組みをしているそうだ。

電力と化学物質に頼り過ぎる生活をやめよう、というテーマをもとに、電気を使わない掃除機、洗濯機、除湿機、冷蔵庫、エアコン、振るだけで永久に使える電池などを発明したそうだ。

今のご時世にふさわしいのでは、と思い、HPをのぞいてみた。


http://www.hidenka.net/jtop.htm(非電化工房)

何て言ったらいいのかなぁ、すっごい「ゆるい!!」


日本人って几帳面で完璧主義な人が多いと思う。

商品のパッケージが少しでも破れているだけで、中身は問題なくても商品として売れなかったりする。

そんな日本の電化製品は”出来る限り便利に”で”かゆいところまで手が届く”っていうのが特徴だと思う。

そして、新商品の出るサイクルが早く、まだ使えるものでも販売側の都合で「規格外」になってしまったりする。


ところが、この「非電化工房」は今使われている電化製品より「面倒」だし「不便」。

でも、HPいわく「ほどほど便利」で、半永久的に使用できるし、ユーモラス。


例えば「非電化除湿機」。

コメントにこんな風に書かれている。

『この除湿機を限定的に販売してみました。評価は半々。エコロジー派の人からは「少々面倒だけど、電気が要らない、何も捨てない、半永久的に使えるからいい!」と好評でしたが、一般の人からは「面倒くさい!」「遅すぎる!」「ナンダ!」「カンダ!」と不評でした。』

ナンダ、カンダって・・・。

他の製品のコメントもユルい。

「がらすぴん浄水器」については、

『たっぷり1.8リットルの ヤシガラ活性炭で 吸着するだけの シンプルな機構です
シンプルな構造ですから 工作が得意な方は 自分で作ってみてください
自作でも 一流品と遜色ない性能を 実現できます』

自分で作ってみてください、だって!

普通販売してたら書かないでしょ!!とツッコミたくなる。

まあ、製品を売ることより「電気を極力使わなくても生活できるよ」っていう考え方をお知らせしているからこんな書き方になるんだろうけどね。


そして販売方法がまた面白い。

『電化除湿機は予約数が500台を超えたら纏めて中小製造業に製造を委託し、製造価格で直接お届けする‥‥という、誰も得をしないけど、誰も損をしない方式を採っています。』

誰も損をしない方式かぁ。

なんかいいなぁ。


今度掃除機壊れたら、非電化掃除機にしようかな。












  

Posted by sachie*  at 17:33Comments(0)くらしのアート